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狐火

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竹林の向こう
鬱蒼と茂る雑木の影に
ちらちらと揺れる青い火
真っ白な顔をした
小さな人が走り抜けていく

冬来たりて

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あぁ、風のある日の落葉掃きのようだ
雪雲はすぐ其処までやってきている
痺れる指先の感覚はもうない

山茶花

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山茶花が散っている
すぐそばなのか遠くなのか
視点が定まらない
ゆっくり点滅する信号
何度も同じシグナルを送る
苔の上に山茶花の花弁

ガラガラ

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地面の神様は枯葉に埋もれた
廃工場の影が地面を濡らす
枯松の倒木が小径を塞ぐ
勘違いした人の家が崩れていく

朴落葉

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境内に響く里神楽の篠笛と締太鼓
石畳の上には朴落葉
太鼓に合わせてパリパリ歩く

新月

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月の無い晩秋の夜は
遠くの街の灯りを眺めながら
無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV1007 《プレリュード》

石蕗

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墓所へと続く道に咲いている
石蕗の黄色い花
常世へと続く道

幸給

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此処に在ることをする
だからこそ空を観ることができる
其処に在るものを感じる
だから歩いて行ける
かもしれない

木の葉髪

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見て見ぬ振りする木の葉髪
そんな訳あるわけない木の葉髪
これは私のものじゃない木の葉髪
最近めっきり涼しくなった木の葉髪

乗換駅

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間も無く当ても無く到着します
眼球が小刻みに震えているような風景に
吐き気を覚えて
目を閉じて車窓に額を押し付ける
線路に落ちている赤いタオルが
風に吹かれて手招きしている
腹腔がスースーとガランドウな感じがする

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